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<<   作成日時 : 2008/06/17 14:46   >>

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日朝協議 拉致問題に安易な妥協は禁物


 日本人拉致問題をめぐる北朝鮮との協議は、またしても肩すかしに終わった。
 日朝実務者協議が北京で九カ月ぶりに公式に開かれた。合意内容をみる限り、足踏み状態を脱した空気はあるものの、日本政府は交渉の糸口をつなぎとめたにすぎない。
 北朝鮮側は拉致問題の再調査を約束し、三十八年前の日航機「よど号」乗っ取り事件の実行犯らの引き渡しに協力するとした。これに対し、日本は北朝鮮制裁の一部を解除する方針を示した。再調査が納得のいくものならば、貨客船の万景峰号の入港を含めて人道支援物資の輸送や人の往来を認めるという。
 「拉致問題は解決済み」と譲らなかった北朝鮮が、前向きな姿勢に転じたと楽観はできない。これまでも再調査を約束したが、被害者家族の感情を逆なでする対応ばかりだった。四年前は矛盾だらけの死亡報告書や本人のものではない遺骨を提供している。
 同じことを繰り返さないため、可能な限り日本が直接関与できる調査を目指すべきだ。いうまでもなく再調査の目的は拉致被害者の安否が合理的に証明され、帰国がかなうことである。この確証や担保が得られない限り、制裁解除に踏み切るべきではない。
 日本政府は、拉致事件の容疑者の引き渡しを要求してきた。よど号犯らの送還が実現すれば、拉致の欧州ルートの解明に弾みがつく。だが北朝鮮側は引き渡しに「協力」という言葉を使っており、帰国への説得の場を設けるにとどまる可能性もある。あくまでも現実の引き渡しという結果を重視する必要がある。
 北朝鮮の外交戦術には煮え湯を飲まされ続けた。今回の日本への歩み寄りも、米朝協議を有利に進めたいという思惑があるのは明白だ。
 北朝鮮にとって当面の最重要課題は、米国によるテロ支援国家指定国の解除だ。解除に向けた条件が整う中、米国側から拉致問題解決への前進を求められ、日朝対話の維持を演出する必要性に迫られていた。六カ国協議の非核化プロセスに伴うエネルギー支援再開も絡む重大局面だ。
 今回の合意に、拉致被害者家族の失望は大きく、制裁解除についても「時期尚早だ」との声が根強い。政府は北朝鮮側の対応や誠意のほどを見極めながら、制裁解除のカードを慎重に切っていかなくてはならない。
 昨秋の自民総裁選で福田康夫首相は、拉致問題を「私の手で解決していきたい」と公約した。北朝鮮との対話路線を是とする首相の力量がまさにこれから問われる。
 外交成果を焦るあまり、安易な妥協に走っては拉致問題の全面解決は遠のく。約束の確実な履行に向けて、政府の粘り強い交渉が求められる。

http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200806165677.html

ダントンです。先週の日朝協議ですがいろいろ情報がありましたが
結果は報道のとおりの再調査の開始という点だけでした。
ダントンの見方では政府が国交正常化の方針に舵を切った感じを受けます。
政府は経済制裁に解除時期は明らかにしていないと言っていますが
まやかしに感じます。特に北朝鮮の再調査の結果は2005年12月の
偽遺骨を見ればわかりますが北朝鮮側の誠意はほとんど期待できないと
思います。







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