|
複数の出席者が明らかにした2日の拉致被害者「家族会」などの合同訪米団と、ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)との面会の主なやりとり。(ワシントン 有元隆志) 【核問題】 松原仁・拉致議連事務局長代理(民主党) あえて核問題から聞きたい。 ヒル氏 今日は核をやるのか、拉致をやるのか。 松原氏 核についてまず聞きたい。北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除するハードルがどんどん下がってきているのではないか。核についても完全かつ正確な申告をしないと指定を解除しないという話になっているが、完全な申告の中身もどんどんハードルが下がっているのではないか。たとえば北朝鮮の核爆弾を製造した施設の場所がどこにあるか。当然、完全な申告の重要な部分のはずだが、情報をとれているのか。 拡散ではシリアの問題で北朝鮮側と突っ込んだ議論をしてきた。彼らはシリアとの現在進行形の核計画はないといっている。米情報機関もそのようにみている。ただ、過去に北朝鮮とシリアが、共同で核開発をしていたのは間違いない。現在、合同核計画がないのはイスラエル軍による空爆のおかげだ。 ウラン濃縮による核計画については、過去はやっていたが、いまはやっていないということなのかと何度も聞いている。北朝鮮が140トンのアルミ管を外国から手に入れたことは間違いない。これは核開発にしか使えない性質のものだ。遠心分離機にしか使えない。よいニュースとしては現在遠心分離機には使われていないことを確認している。悪いニュースはミサイル部品として使われていることだ。 プルトニウムによる核計画に関しては、米国の5人のチームが寧辺にある施設の無能力化の作業を続けている。プルトニウムの保有量は30キロから50キロの間のどこかだろう。すでに核爆弾になっているものもあるだろう。問題はプルトニウムがテロ集団に簡単に渡せるような状態にあることだ。 自分たちの第一の仕事は、北朝鮮がどのくらいのプルトニウムを抽出したのか検証することである。どこにあるのかも検証する必要がある。 申告内容のハードルを下げていると批判する人が米国にいることは自分も承知しているが公正でない。例えば、米外交官を現場に送り、アルミニウム管の状態をみた。そういうこともやっている 。 松原氏 いい加減な合意をするなら、米国は日本よりも北朝鮮を重視しているとみざるをえない。 ヒル氏 北朝鮮との関係は米国にとって重要でない。日本との関係とは比べものにならない。米朝で決めているといわれるがあくまで決めるのは6カ国協議である。斎木昭隆外務省アジア大洋州局長ともコンスタントに連絡をとり、いろいろ話をしている。 松原氏 再度聞くが、核爆弾製造施設の場所を北朝鮮側から情報としてとっているのか ヒル氏 いや。それが問題点だ。 【拉致事件】 増元照明・家族会事務局長 拉致問題を抜きにして、棚上げにして、テロ支援国家指定を解除するのは、圧力を通じ拉致問題を解決しようとしている日本の努力を無にするようなものだ。日本政府から6カ国協議では核問題とともに人権問題も話し合うことになっていると聞いているが、米朝間では核問題しか話されていない。それをもって指定解除することは非常に困る。ヒル氏は北朝鮮が「拉致被害者は死亡した」といっていることを信じて、拉致を棚上げし、核問題を優先しようとしているように思われる。 ヒル氏 被害者が生きているか自分はわからない。期待値を上げたくない。みなさんが喜ぶことを言わないことにしている。圧力が下がっているといわれるが、米国は多くの圧力をかけている。例えば、日本が北朝鮮の船舶を入港させない制裁を行ったが、そういうことは米国は以前からやっている。 松原氏 われわれは拉致を現在進行形のテロとみている。テロ支援国家指定を外すのはまったくおかしい。あなたはどういう認識か。 ヒル氏 私は政策をつくる立場でないし、拉致がテロであるか定義したりする立場にはない。 北朝鮮の人々は自分が経験したことのないような人たちだ。バルカン半島で戦争している人たちとの交渉にかかわったことがあるが、北朝鮮はそういう人たちとも全然違う。 松原氏 北朝鮮が誠実に対応するかどうかだ。 ヒル氏 北朝鮮が誠実であるはずがない。必ずそれは検証しなければならない。 しばしば東京にいくが、米国大使館のすぐそばにイラン航空の代理店がある。われわれはイランを敵国ととらえており、イランでは米外交官、国民が捕らえられた。なかには私の古くからの友人もいて、最終的に開放されたが、当時の苦痛がいまでも残っている。あなたたちはどう思っているのか。 松原氏 それは理解できる。 ヒル氏 北朝鮮には常に圧力をかけている。これ以上の情報はあるのか。 増元氏 民間団体が認定している36人の拉致された可能性が高い人がいる。拉致と認定された2人の子供もいる。 http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080503/kor0805031838001-n4.htm 家族会と救う会の訪米団のヒル国務次官補とのやり取りの詳細です。 家族会の増元氏も感じたと思いますが暖簾に袖押しという対応です。 しかし。ここでダントンが感じたのはアメリカの国務省のヒル次官補に 直談判するより福田総理に直談判すべきではないでしょうか?? 拉致問題とアメリカは直接的な関係はありません。 テロ国家指定はアメリカの政策判断です。 その意味でいろいろ試してみるのは良いのではないでしょうか?? |
| << 前記事(2008/05/03) | トップへ | 後記事(2008/05/06)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/05/03) | トップへ | 後記事(2008/05/06)>> |